東日本大震災、ジョイくんと続きましたが、
3月は卒業式などもあり、別れの時期ですね。
私は女子高だったので、
3月3日のおひなさまの日が卒業式だったことを
印象深く憶えています。
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さよならを言う機会が多い、3月ですが、
さよならの意味、語源ってご存知ですか?
「さようなら」とは、「そうなら」「そうならば」ということで
「それでは」「では」「じゃあ」などと同じで、
それまでの話を打ち切り、話題を変えるときに使います。
「じゃあそういうことならば」
「じゃあそういうことで」というニュアンスですね。
「それでは、これで失礼します」とか、
「さようなら(ば)、明日会いましょう」などを
全部言わずに、初めの部分のみで
以降の言葉を省略したものです。
次第に後の言葉が省略され、お別れの挨拶になったようです。
そのあとにどんな言葉を伝えたいのか、
その微妙なニュアンスを汲み取り、察する…。
その雰囲気、間がなんとも言えず、美しいです。
ものごとをはっきり言わない、「察しの文化」を持つ日本らしいですね。
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また、アン・モロー・リンドバーグは、著書において
このようにも著しています。
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「サヨナラ」を文字どおりに訳すと、
「そうならなければならないなら」という意味だという。
これまでに耳にした別れの言葉のうちで、
このようにうつくしい言葉をわたしは知らない。
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とてもすてきなとらえ方ですよね…☆
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逢うは別れの始まりという言葉があるように、
出会いがあれば、別れもあります。
また、死と再生は同じように、
何かが終われば、何かが始まるのです。
別れを惜しみつつも
新しいものごとにオープンになることも必要です。
3月は別れのせつなさと希望の甘さを感じる
なんともいえない感覚を感じる季節ですね。