武藤悦子のブログ

Over The Rainbow

ヴァイオレット


みなさん、こんにちは。武藤悦子です。


6月は雨が多く、梅雨らしい日々でしたね。
町にはヴァイオレットのあじさいが美しく咲いています。


<JOYくんレポート>
ジョイくんのことを気にかけてくださっている方が多いので、
まずはジョイくんのレポートです。
6月に入ってからは雨と湿気、寒さや寒暖の差などから
体調はあまりよくはありません。
一時期は慢性膀胱炎による血尿で、大変でした。(涙)
獣医さんにも、夏までもつかな、と言われました…。
もう高齢(18歳半)だから、いつ何があるかはわかりません…。


今は落ち着いていて、ごろごろのどを鳴らしたり、
それなりに元気ですが、
気候のせいか、ほとんど寝ています。
食欲が落ちているので、毎日朝晩強制給餌をしています。


前回は、ジョイはチキンが好きで、食欲が増した、
好きの力は大きい!ということを書きましたが、
かなりがんがん毎日食べ続けたので、
今はさほどソソラレナイようです…。(がっかり/笑)
何事も集中しすぎると飽きが来る…ということなのでしょう。
教訓です…!


目先をかえて新たな気分になれば、食も進むかなと思い、
新しいフードをいろいろ試しにあげています。
そして、オーラソーマやクリスタル、レイキはもちろんのこと、
最近はフラワーエッセンスも加えています。
いいサプリメントのことも聞いたので、それも試してみます。
できるかぎりのことをしてあげたいと思っています。


どんなに体調のよくない時も、
ジョイは私と一緒にいるのが、本当にうれしいようで
そばにいると、ずっとごろごろのどを鳴らし「喜びの歌」を歌います。
そんなジョイがいとおしく、抱きしめると、
ハートを通して、ジョイと私はひとつになります。
深い至福を感じます。
それは時間と空間を越えた永遠なる感覚。
愛に満たされた純粋な感覚。
愛は永遠なるものなのでしょう。


<母の強さ>
前回、おかあさんについて、エッセイを書きましたが、そのことで
いろいろな方たちからメールやお手紙をいただきました。
みなさん、どうもありがとう。とてもうれしく思います!
おかあさんのありがたみが、あらためて感じられ、
もっとやさしく接するようになったという方や、
自分もおかあさんになったので、忙しい日々の中、
エッセイを読んで励まされ、癒されたという方などです。


私はジョイにとっては、おかあさんだと思うのですが、
最近の「母の強さ」を実感しています。


私は、強制給餌をするのがとても苦手なのです。
強制給餌というのは、食欲のない時、強制的に口の中に
注射器のようなもの(もちろん針はついていませんよ!)で
缶詰のフードを流し込む、とうものです。


ねこは数日食べないと、拒食症になってしまい、
命にかかわるのだそうです。
必要に迫られて、行うわけですが、私の中に、
「いつもジョイがいやがるのに、無理強いして、かわいそう」という想いがあり、
悪いことをしているような、申し訳ないような気持ちがあったのです。


でも、この6月には、そんな自分の気持ちに変化が起こりました。
肝がすわったというか、腹をくくったというのか。


1年ほど前にもジョイが、死にそうになったことがあります。
その時に、動物病院の院長先生(男性)が
「食わせなきゃ、死ぬんだよ!」と言いながら、
強制給餌をしてくれたことを、ある時思い出しました。


そんな強い気持ちをなぜだか急に私も持てたのです。
「私がやるんだ!」「私がジョイをサポートするんだ!」
そんな気持ちが、ふつふつと沸いてきたのでした。
そう思ったら、以前とは違った、
強い気持ちで、強制給餌ができるようになったのです。


またひとつ、ジョイくんとの関わりの中で
教えてもらったことが増えました。


<ヴォイオレット>
変化、変容という意味以外にもヴァイオレットには
たくさんのメッセージがあります。
最近、起こった出来事、そこから感じたことを、
ヴァイオレットの色の言葉でお話しましょう。


★死
大変に辛いことでしたが、身近な方の死が重なりました。
訃報の多い月でした。
まさにヴァイオレット、死、移行の時です。


夫の親戚のエスターおばさんも亡くなりました。
数年前に私がイスラエルに行ったときに、手厚くもてなしてくれた方で
私にとっての、お手本になるような女性でした。
(エスターおばさんについては、また別の機会に詳しく書きたいと思っています)


中でもとてもショックだったのは、40歳の従兄弟の突然のバイク事故死と
52歳の親戚の男性の病死でした。


私の祖母のお誕生日は6月14日で、なんと97歳になりました。
その日は地震もあり、大変な日でしたが
上記のふたりの訃報も届いた日でもありました。


死はいつ訪れるか、本当にわからないものだと実感しました。
97歳で元気にお誕生日を迎えた祖母、
その同じ日、地震で突然亡くなった方たち、
40歳で亡くなった従兄弟、52歳で亡くなった親戚。


死は誰にでもやってくる。
そして、いつやってくるかはわからない。
それが事実であるにも関わらず、
私たちは、死について全く考えようとしていなかったり、
目をそむけてしまったりしています。


死を認識することにより、生が輝いてきます。
よく生きることが、よく死ぬこと。
後悔ないように死んで行きたいものです。
その瞬間瞬間に、自分自身を感じて、選択をし、
一生懸命に生きれば、きっと後悔することはないでしょう。


また、ある方から聞いた話から、脳死や延命の問題についても考えさせられました。
脳の病気や事故などで、延命処置をするかどうかの選択を迫られたら
どうしたらよいのだろう。
そうしなければ、死んでしまうだろう。でも治るかどうか、見込みは多くはない。
そんな場合はどうなんだろう。
家族に苦労をかけて負担になることもつらいだろうし、
意識のない状態で生きることの意味は…。


その日、うちに帰って、夫に「そういう場合は延命してほしいか、ほしくないか」聞いてみました。
事前に遺言状を書いたほうが、いいのでは、と提案してみたのです。
夫は、それは今は決められない。もしそうなった時は、私の状態を見て、決める。
たとえ話せなくても感じられるし、通じあえるから、その時に決めたい、と言いました。


たしかに。ごもっとも。そうですね。メイクセンスです!
迷惑をかけたくないばかりに、頭で決めようとしていた自分に気づかされました。


何事も、その時その瞬間に、クリアな心で、そうしたい、
と感じることを選択するのがベストなのでしょう。
いつでも、どんな時も。


★ある事件から
秋葉原の痛ましい事件がありました。
ニュースなどで知る限りの情報ですが、
私が感じるのはレッドのテーマです。


犯人が、小さい頃は優秀で、注目も愛も得られていたけれど、
大人になるにつれて、そうではなくなった。
彼女がほしい、恋愛したい。でもできない。
そのことで、怒り、憤懣、恨み、欲求不満を持つようになった。
ネガティヴスパイラルに陥ってしまい、それが爆発してしまった、
ということなのでしょう。
まさに、注目、愛、性的な問題、怒り、憤懣、恨み、欲求不満も
すべてレッドのエネルギーです。
そしてレッドはサヴァイヴァルのテーマも持ちます。


もし、彼が、自分のそのレッドのエネルギーを
建設的な方向に使うことができたら、
あのようなことにはならなかったでしょう。
オーラソーマの創始者ヴィッキー・ウォールの
「あなた持つエネルギーを賢く使っていきましょう」
という言葉を知っていたなら、
物事は全く違ったものになったでしょう。


ネガティヴは何も生まないのです。
もっとポジティヴになることが大切です。
闇ではなく、光を選び、生きることが大事なのです。


また驚くべきことに、彼は事件後のことを全く考えていなかったそうです。
自分の考えに捕らわれてしまうと、
ほかの何も見えなくなってしまいます。
それはあくまでも、自分だけの考えなのでから、
ほかの考え方も選択肢はあるのです。
ほかのことに目をむけられたら、違った方向にも進めます。
そのように自分の考えに距離を持ち、客観的に観ることが大切です。
これは色で表すとグリーンです。
これはレッドの補色(反対色)で、補色はコインの裏表のようなもので、
同じエネルギーの対極としても見ることができます。
そしてレッドには超然として、離れて観る、という意味もあるのです。


この事件はまさにレッドで表すことができるのではないでしょうか。


そして、彼が親子の問題を解決し、冷静さとやすらぎ、
自分は大丈夫なのだという安心感や信頼(ブルー)を持っていたら、
ヒーリングと変容(ヴァイオレット)が起こったにちがいありません。


★天と地
雑誌のインタヴューで、マドンナが
「自分は才能の所有者なのではなく、才能の管理者でしかない、
ということを認識することが大事」
というようなことを言っているのを読みました。


これは真実であり、とても大切なことです!
私たちの才能は、英語でギフト。
まさに天賦の才、天が与えてくれた贈り物です。


そしてそれは「私」「自分」「エゴ」を超えたものであるわけなので
自分のものだと誤解してしまうと
間違った方向にいってしまうことになります。
そこを認識することが大事なのです。


その才能は天のエネルギーそのもの。
だから、自分の才能を使い、表現することは
天のエネルギーをこの現実の世界に表現することに他ならないのです。


その才能は、聖なるエネルギーであり、
才能の表現は、神聖さの表現でもあります。


また神聖なるエネルギーは「真」「善」「美」「愛」で
表すこともできます。


天のエネルギーを地に降ろし、
地上に天国を創ることはカバラの大切な教えでもあります。


そして、オーラソーマでも
天の色はブルー、地の色はレッド、
ふたつをあわせるとヴァイオレット。
ヴォイオレットが、奉仕、献身、スピリチュアルを表します。


天から授かった才能を現実に活かしていくことが
自分がしあわせになるばかりではなく、
実は世のため、人のため、みんなのためになるのです。
それが奉仕、献身なのです。(ヴァイオレット)
そして、世界が愛(レッド)と平和(ブルー)になっていき、
地上(レッド)が天国(ブルー)になるのです。(あわせるとヴァイオレット)
そして、それがスピリチュアル(ヴァイオレット)な生き方なのです。


★光~オーラ~個性の時代
オーラは身体を取り囲むエネルギーの場であり、光であり、
それはまたその人の個性でもあります。
そのオーラは、光は、個性は強烈であればあるほど、人をひきつけます。


新しい時代は個性の時代です。
世の中でも、個性的な人たちがどんどん活躍してきていますね。
自分の個性を出したほうが、自分も楽しいし、
周りにも受け入れられるし、実はそのほうがうまくいくのです。


十人十色という言葉があるように
私たちにはそれぞれのカラー、特色があるのです。
その特色を表現し、活かしていきましょう。
その時、あなたは自分本来の光で輝けるのです。
個性的な人は輝いている人です。
オーラが輝いていき、
「あの人はオーラが違う!」などと言われるようになるのです。


他の誰かと同じに生きなければいけないという幻想を越えていきましょう。
本当の自分らしく生きることができるのだとしっかりと認識し、行動していきましょう。


あなたは他の誰かになろうとする必要はなく、
本当の自分になれば、いいのです。
だから、Remember.思い出しましょう。
まずは自分の光を。自分らしさを。
そして、あなたの魂のしてきた約束を。
ブループリントを。


瞑想をするとオーラがよい状態になります。
ヴォイオレットは瞑想の色。
瞑想は身体(レッド)を持ちながら、
やすらぎを感じ、天と、すべてのものとひとつになること(ブルー)。
その時にブループリント(ブルー)に気づけるようになるかもしれません。
そしたら、それを行動(レッド)に表していきましょう。


その時、あなたは強烈な個性、本当の自分自身、
神聖なエネルギー、光を生きていることになるのです。


★梅雨から夏へ
ヴァイオレットは虹の最後の色。
移行と変容、終わりと新たな始まりの色。
ヴァイオレットのあじさいが終わる頃には雨の日々も終わり、
きらきらと輝くまぶしい光の日々の夏がはじまることでしょう。


See you again!


2008年6月30日(月)


LOVE&LIGHT


武藤悦子

 |  2008 年 6 月 30 日 |  記事のURL |  カテゴリー: 武藤悦子のブログ | 

プロフィール

武藤悦子
ハートと癒しのスクール(有)ディヴァ・ライト代表
英国オーラソーマ社公認ティーチャー&カラーケアコンサルタント
セラピスト養成ティーチャー
ブリッジコース教授資格を持つ世界で5人のオーラソーマティーチャーのひとり。
日本のオーラソーマ界をリードする草分け。
各種セラピーに精通し、セラピストとしても二十年以上のキャリアを持つ。
女神や天使、カラーやクリスタル、リヴィングエナジーフードなどさまざまなオリジナルセミナーを開催。
セッションやセミナーの受講者は5千人を超え、著名人にもファンが多い。
「オーラソーマパーフェクトガイド」他、多数の著書や雑誌掲載あり、海外で翻訳出版されるなどインターナショナルに活躍中。
たしかな知識と洞察と愛ある内容で多くの信頼を得ている。

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