最近、いくつか印象に残るニュースがありました。
ひとつは、茨城県の高校生などの15人の暴走族のメンバーが震災後、
人のやさしさに触れたことにより、暴走族を解散し、
ボランティアチームとしてスタートするというニュースです。
震災後、「敵」と思いこんでいた警察官や近所の大人から
「飲む水はあるのか」などと気遣われ、
「暴走なんかしている場合じゃない」という気持ちが強くなったのだそう。
町の清掃を始めるメンバーも現れ、暴走族を解散し、
同じ境遇の子たちも巻き込んで、
ボランティアとしてがんばっていくのだそうです。
いいお話しですよね。
やはり愛はヒーリングなんですね。
愛の色はピンク、レッド。
レッドには攻撃性という意味もあります。
人は愛を求めても得られないと攻撃的になっていくのです。
攻撃的な人(あるいは動物でも)に一番必要なものは「愛」なのです。
時間はかかるかもしれません。
その傷が深ければ深いほど…。
でも愛は必ず届きます。
氷のように固まってしまった冷たいものを
溶かすのは愛なのです。
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以前、アメリカの調査で青少年犯罪を犯す子供の大半は
ジャンクフードを食べているという報告がありました。
これはジャンクフードがいかに心身に影響を与えるのかという証明として
注目されました。
たしかにそう思います。食べ物が心身に影響を与えるのですし、
その影響は実はとても大きなものです。
でも私はそれ以外にも
その子たちが非行に走った原因があると思います。
あたたかいごはんを作ってくれて、一緒に食べてくれる家族に
恵まれなかったこともあるのではないかと思います。
おいしい手作りのごはんを作ってくれる=愛情をかけてくれる家族がいる
家族団欒、みんなでごはんを食べる=愛のあるコミュニケーションができる家族がいる
いろんな事情があるでしょう。
そうしたいけれど働かないと生きていけない、
仕事やほかの子供たちがいて忙しい…などなど。
子どもたちは自分に注目してほしいのです。
よく子どもたちは「見ててよ、見ててよ」と言いますよね。
見ててほしい、見守ってほしいのです。
だから注目をあびるために、無意識にいろんなことをしてしまうのです。
「見てあげること」「見守ること」も愛です。
食べること=身体を養う
サヴァイヴすることもレッドのエネルギ―です。
家族のためにごはんを作ることは
愛を行動に移すことですから、これもまたレッドです。
子どもたちは自分に愛情をかけてほしいのです。
きっと茨木の子どもたちは、
震災後、みんなに見守ってもらい
愛情をかけてもらったことで
癒されたんですね。
物事には必ずポジティヴな面とネガティヴな面があります。
ポジティヴな面を見出していくことが大切です。
こうして震災後、ポジティヴなニュースを聴けたのは、とてもうれしいです。