武藤悦子のブログ

Over The Rainbow

愛の苦しみ

私たちの苦しみのすべては
実は愛の苦しみなのかもしれません。


愛してほしい、大切にしてほしい、尊重してほしい、
ほめてほしい、認めてほしい、引き立ててほしい、
特別扱いしてほしい、大事にしてほしい、そばにしてほしい、
自分だけを見てほしい、ケアしてほしい、自分が想うよりももっと好きでいてほしい、
かまってほしい、必要としてほしい、頼ってほしい…。


それが得られないから苦しむ…。


パーフェクトな愛は人が与えられるものではないかもしれません。
ひとりの人からすべてを得られるわけはありません。
人間は完璧な存在ではないし、
愛に対する考え方もその表現方法もひとりひとり違うでしょう。


何か辛いことがあった時、
大事に想うからこそ、そばにいてあげたいと思う人もいれば、
大事に想うからこそ、話し合いたいと思う人もいれば、
大事に想うからこそ、気分転換に外に連れ出してあげたいと思う人もいれば
大事に想うからこそ、そっとしてあげたいと思う人もいるでしょう。


自分が望む愛を得るために、
私たちはいろいろな作戦をたてて、行動します。


そして、望む愛が得られない時もまた、
私たちはいろいろな作戦をたてて、行動するのです。
それは過去の成功体験に基づいているのです。


たとえば、
子どものように泣いて、自分の要求を通そうとしたり
相手に罪悪感を感じさせようとしたり
自分の怒りの感情を言葉にして、相手を激しく非難したり
言葉には出さずに暗に相手を責めて、不機嫌な態度を取ったり
反対に自分自身を責めて、自己卑下したり、卑屈な態度を取ったり
何にも問題がないように平然と振舞ったり
あるいは怒りや哀しみの感情を押し殺して、笑顔で元気に振舞ったり…


自分のパターンに気づくと、笑ってしまうかもしれません。
そんなにまでして、愛を求めていたのだなぁと、驚くかもしれませんね。
愛されたいのに「これじゃあまるで、逆効果だよね」と思うようなやり方を
していたことに気づくでしょう。


私たちに必要なのは、素直に軽やかにコミュニケートすること。
新しいやり方にトライしてみませんか?


愛されたいなら、愛することです。
愛されるような態度をすることも大切です。


そして人間だけにすべてを求めすぎないように。
動物や植物や鉱物たちや、
天使や女神などの神聖な存在や、
宇宙ともつながり、その愛を感じることもできるのです。


そんなすべてのものとの大きな愛を感じることができれば
愛の苦しみから自由になれるでしょう。

 |  2010 年 9 月 15 日 |  記事のURL |  カテゴリー: 武藤悦子のブログ | 

プロフィール

武藤悦子
ハートと癒しのスクール(有)ディヴァ・ライト代表
英国オーラソーマ社公認ティーチャー&カラーケアコンサルタント
セラピスト養成ティーチャー
ブリッジコース教授資格を持つ世界で5人のオーラソーマティーチャーのひとり。
日本のオーラソーマ界をリードする草分け。
各種セラピーに精通し、セラピストとしても二十年以上のキャリアを持つ。
女神や天使、カラーやクリスタル、リヴィングエナジーフードなどさまざまなオリジナルセミナーを開催。
セッションやセミナーの受講者は5千人を超え、著名人にもファンが多い。
「オーラソーマパーフェクトガイド」他、多数の著書や雑誌掲載あり、海外で翻訳出版されるなどインターナショナルに活躍中。
たしかな知識と洞察と愛ある内容で多くの信頼を得ている。

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