武藤悦子のブログ

Over The Rainbow

動物愛護


早いもので、今日で9月もおしまいです。
季節の変わり目ですが、みなさんお元気ですか?!


<JOYくんレポート>
まずはジョイくんの近況報告からです。
ジョイくんは、元気にしていますよ。
先日、検査のために病院に行ってきました。
慢性膀胱炎が多少悪化していたので、
心配するほどではなかったのですが、
抗生剤を飲ませたら、大丈夫なりました。
血液検査の結果も良好でした。
腎臓の数値はほぼ横ばいでよくはないのですが、
貧血のための注射を週に2回ずつした結果、
貧血は回復し、もう注射の必要はなくなりました。
毎日の点滴も内容物を少し変えることになり、
お医者さまもとてもおどろいていました!!


ジョイくんは私がそばにいると安心するようで
近くにきてほしいようです。
いつも私が動くたびに目で追っています。
朝は時々2階まであがって起こしにきます。
撫でてあげると、「にゃ~ん。」と鳴き、甘えてきます。
そして、本当に大きな音で
ゴロゴロと喉をならします。
レイキなどでヒーリングするととても気持ちよさそうにしています。
そして私もジョイくんによって、癒されます。


まさにハートからのコミュニケーションですね。
人間と動物は、種は違っていても、
言葉が通じなくても、通じ合い、
愛を受け取り、与えることができるのです。


<動物愛護>
今回のエッセイには、動物好きのある生徒さんが送ってくれた記事と
たまたまその日に、送られてきた新聞に同じような記事が掲載されていたので
これはきっと、そういうタイミングなのだと思い、転載させていただくことにしました。


これを読むには勇気がいります。
でも影に光をあてること、
無意識から意識的になることも必要なことだと思います。
これが、私たちが創り出している現実なのです。
そこから何か新しいものが生まれることを祈ります。


涙なしでは読めないと思います。
ここから以下を読むかどうかはみなさまにおまかせします。


See you soon!


LOVE&LIGHT


2008年9月30日(火)


武藤悦子

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自民党総裁選、リーマン・ブラザーズの破綻、北朝鮮ミサイル燃焼実験。
騒然とした社会の中、ひっそりと動物愛護週間が始まった。
おそらく世間の誰からも注目されないと思うので、私が書くことにする。


現在、年間37万匹の犬や猫が全国の保健所や動物保護センターに収容され、
そのうち34万匹が殺処分になっている(2006年度、環境省調べ)。
無責任な飼い主が「飼えなくなった」といって持ち込んだり、
悪質なペット業者が遺棄したりするケースが後を絶たないが、
驚かされるのは、迷子のペットが多いことだ。
首輪を付けたり、明らかに人間になついたりしている犬や猫が「保護」され、
3日たつと二酸化炭素で窒息死させられる。


環境省は、迷子の犬や猫が殺処分されないように、
ペットにマイクロチップを埋め込むことを推奨している。
獣医さんで数千円出せば、15けたの番号が入ったマイクロチップを
犬や猫の首の後ろに埋め込んでくれる。ペットに痛みはない。
このマイクロチップがあれば、迷子になって保健所や動物保護センターに収容されても、すぐに飼い主が判明する。
マイクロチップもなく、首輪に飼い主の情報もない場合、
通常、迷子のペットたちは3日で殺されてしまう。


動物行政は矛盾を抱えている。
厚生労働省は狂犬病予防法をもとに「危ない野犬を処分」しようとし、
環境省は動物愛護法をもとに、犬や猫を保護しようとする。
ただし、実際には、保健所も動物保護センターも地方自治体が運営しており、
素人には、どの行政機関がどのような権限と責任で仕事をしているのかさえ把握するのが難しい。


いい兆候もある。
環境省は、迷子のペットのデータベース事業(www.jawn.jp/)を始めている。
また、厚生労働省はすでに姿勢を転換しており、ペットとしての犬の愛護という観点から、保健所でもなるべく長く「保護」するよう通達を出している
(しかし、狂犬病予防法は早急に改正する必要がある!)。


それにしても、なぜ、行政は、連れて来られた犬や猫を3日という
短期間で窒息死させてしまうのか?
それは、一言でいえば「餌代も場所代もない」からである。
予算がないので「殺処分場」はいつまでたっても「アニマルシェルター」(一時保護施設)にはならない。
私は「猫好き科学作家」なので、自分の印税の一部をアニマルシェルターの活動に
寄付するなどしているが、ちっぽけな作家の寄付など、まさに焼け石に水だ。


今年の動物愛護週間は、殺処分される名もなきペットたちの立場を象徴している。
彼らは、ほとんど世間から気にかけられることもなく、苦しみながら死んでゆく。
人々がアニマルシェルターからペットをもらい受ける仕組みができれば、10年で殺処分をゼロにすることが可能だ。そのためには一人一人が意識を変えなければ。
今度、犬や猫を飼おうと思ったら、どうか、保健所や動物愛護センターからの譲渡も検討してみてください。


(2008年9月21日 産経EX 『科学・時事放談』 より)


8月の末、私はこの連載最後の取材として某施設を訪ねた。
捨て犬や迷い犬が収容されるセンター、俗にいう保健所だ。


人との出会いで救われた犬の話を伝えつづけた1年だった。
が、それはごくごくひと握りの幸運な玲にすぎず、大多数の捨て犬は救済を待てずに死んでいく。
その現実に直面しつづけた1年でもあった。


私はもう1年前のように単純な気持ちで、犬との生活を人様に勧められない。
簡単に犬を飼う人は簡単に捨てる。
飲み物に毛が入るから、との理由で犬を手放す飼い主がいる。
不妊手術をしていない飼い犬に何度も子犬を産ませ、
そのたびにセンターへ持ちこむリピーターがいる。
そんな話を聞きすぎた。


人間の気まぐれで飼われ、捨てられ、センターへ収容された犬はどうなるのか?
最後にそれを伝えてこの連載をしめくくりたい。


犬の不幸を書くのはつらい。読むのもつらいと思う。
無理強いはできない。けれど、できれば目をそらさせないでください。
これは遠い世界の惨事ではなく、私たちの社会の片隅に常にある茶飯事なのだから。


その建物は人気のない土地にひっそりとあった。
足を踏み入れると、敷地内の空気は重かった。これは私の感傷のせいかもしれない。


午前9時半、センター職員の案内で犬の収容場所へ通された。
どうか、いませんように。祈りもむなしく、檻の中には多くの犬がいた。
恐怖で表情を失っている犬。所在なげに徘徊している犬。
尾を振り寄ってくる犬。その多くは飼い主に捨てられた犬たちだ。
中には首輪をつけた迷い犬もいるけれど、
飼い主が現れる犬は全体の2パーセント程度にすぎないという。


だから、死んでしまうのだろう。
今日ここにいる犬たちも、飼い主が迎えにくると信じたいけれど、
そう信じて救われるのは私だけだ。
実際問題、彼らは数日後に葬られる。
その現実を噛みしめながら、1頭1頭の姿を瞳に刻んでいく。


歩みを進めるにつれ、檻の中にいる犬たちに残された時間は減っていく。
収容されたばかりの犬は一番手前の部屋に入れられ、
日を追うごとに奥へ、奥へと移動させられるのだ。
収容期間は自治体によって異なるが、
最も奥の部屋へ行きついたその日が彼らの命の果てるときだ。


奥へと進むほどに私の足も重くなる。
鼓動も速まる。殺処分の時刻が近づいていた。


犬の保護に携わる方々のお陰で今回は特別に許可が下りたが、
通常、殺処分の現場へ部外者は立ち入れない。
どこのセンターでも見学できるのは死の一歩手前までだ。
理由は「規則だから」の一点張りで、なぜそのような規則があるのかと尋ねたところ、
「あまりにもショッキングで見せられないため」との声も返ってきた。
「あまりにもショッキング」な方法で犬たちは殺されているわけである。


その日、処分対象の成犬は12頭いた。どの犬も元気で若々しく、
毛並みもきれいで飼い犬となんら変わらない。
彼らだって捨てられるまでは誰かに飼われていたのだ。
今、この瞬間も飼い主が迎えにくるのを待っているかもしれない。


しかし、迎えは現れない。
死へ直結する最後の部屋にいた彼らは、リモート操作で動く壁により、
否応なしに通路へ追われていく。


最後までいやがり、逃げまわっている白い犬がいた。
白熊みたいにもこもことした中型犬。
人懐っこそうなその犬も、ついには通路に追いやられた。
今度は通路の壁が動き、12頭をガス室へと誘導する。
人の手を一切介することなく、彼らは処刑場に収容された。


ガス室はステンレス製の四角い箱型で、側面にはのぞき窓がついている。
その窓から見える12頭は皆、ひどく混乱しておろおろとしている。
ここはどこ?何が始まるの?
恐怖と不安で息が荒い。


炭酸ガスの注入が始まると、ますますその息は荒くなる。
そして彼らはがくがくと痙攣を始める。
1頭、また1頭と倒れていく中で、
さっきの白い犬が窓ガラスを隔てた私たちの存在に気づいた。
助けを求めるようにやってくる。
最後の力をふりしぼって窓ガラスに前脚をかける。
目が合った。死にたくないと全力で訴えている目。


ごめんね。私には心で謝るしかできなかった。
ごめんね。助けてあげられない。
あなたの名前もわからないから、誰にも伝えてあげられない。


これだけ鮮明な死を前にして何もしないのは、私が殺しているのも同然だ。
そう思いながら犬たちの絶命を見届けた。


炭酸ガスの注入から数分後には、どの犬も動きをなくしていた。
苦しみ、あえぎながらみんな死んでしまった。


「なぜせめて安楽死をさせてやれないんだろうね」
殺処分から十数分後、職員のひとりがガス室に入り、12頭の臨終を確認していった。
1頭1頭きれいに横たえ、両手を合わせるその目は濡れていた。
「毎回、涙が出る」
多い日には30頭以上が処分を受けるという。
それが日本各地のセンターで毎朝くりかえされている。
一方でペット産業は大いに栄え、インターネットのオークションでは1円から犬が取引されている。


この社会は果たして健全だろうか。
私たちは子供に「命を大切にしましょう」と言えるのか。
生きたい。そう叫んでいた犬の瞳を脳裏に焼きつけ、今後も考えつづけたい。


(2008年9月19日 毎日新聞 『くらしナビ』 より)

 |  2008 年 9 月 30 日 |  記事のURL |  カテゴリー: 武藤悦子のブログ | 

プロフィール

武藤悦子
ハートと癒しのスクール(有)ディヴァ・ライト代表
英国オーラソーマ社公認ティーチャー&カラーケアコンサルタント
セラピスト養成ティーチャー
ブリッジコース教授資格を持つ世界で5人のオーラソーマティーチャーのひとり。
日本のオーラソーマ界をリードする草分け。
各種セラピーに精通し、セラピストとしても二十年以上のキャリアを持つ。
女神や天使、カラーやクリスタル、リヴィングエナジーフードなどさまざまなオリジナルセミナーを開催。
セッションやセミナーの受講者は5千人を超え、著名人にもファンが多い。
「オーラソーマパーフェクトガイド」他、多数の著書や雑誌掲載あり、海外で翻訳出版されるなどインターナショナルに活躍中。
たしかな知識と洞察と愛ある内容で多くの信頼を得ている。

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