ホイットニー~ゴールド&ピンク/コーラルのテーマ
ホイットニー・ヒューストンは、五年前にコカインと心臓疾患により溺死しました。世紀の歌姫の死としてはあまりにも哀しすぎるものでした…。
彼女が出演した映画「ボディガード」で競演した俳優のケヴィン・コスナーがホイットニーの葬儀に参列し、こんなふうに語ったそうです。
「あれだけの成功や世界的な名声にもかかわらず、僕の知っていたホイットニーは、“私は十分に上手なのかしら?十分な美貌があるのかしら?気に入ってもらえるかしら?”と疑問に思っていたのだ。
それこそが彼女をあれだけ素晴らしい存在にし、そして最終的につまずかせてしまうことになる重荷だった」
そして最後にケヴィン・コスナーはこう結んだそうです。
「ホイットニー、さあ行けよ、行くんだ。大勢の天使に導かれて父なる神の元へ。
彼の前で歌うときは心配しないで-君は十分に上手なんだから」
私はこのエピソードを読んだときに、ゴールド&ピンク/コーラルのテーマを感じずにはいられませんでした。
あれほどの才能があり、世界的に認められて、みんなに愛されていたにも関わらず、
自分がその才能と魅力に気づけず、自信を持てなかったなんて…。
ゴールドは自己価値を見出し、自己尊重し、自分の光で輝いて生きることを表します。また、中毒のテーマもあります。
ピンクは自己受容と愛のテーマです。
コーラルはサンゴの色で、ピンクとゴールドが合わさった色です。自己非難、自己批判を越え自分を受け入れ、愛することを学び、報われない愛のテーマを超えていくサポートをします。
ホイットニーの死を通して、多くのことに改めて気づかされました。
自分のよさ、すばらしさを知り、表現することの大切さもそのひとつです。
人の才能-ギフトは天からの贈り物です。
才能を表現することは、神さまの世界-神聖さの表現なのです。
彼女の歌声に世界中の人が、聖なるエネルギーを感じたのだと思います。
そもそも音楽というものは神聖な世界を表現するためのものなのです。
また、人はその人として存在するだけで愛されるのだということも。
彼女が薬物中毒で苦しんでいたことも含めて、多くの人はただ彼女を愛していたのだと思います。
人は亡くなったときに、そのことに気づくことが多いものですが、生きているときにそのことに気づけたら、人生は変わってくるのではないでしょうか。
ホイットニーもボディを離れて、自分のお葬式やまわりの人たち、世界中の人々を上空から眺めたときに、そのことに気づいたのではないでしょうか。
「自分はこんなにも多くの人に愛されていた」ということに。
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私はホイットニーの大ファンというわけではなかったけれど、リアルタイムで聞いてきた世紀の歌姫なので、彼女の死はすごくショックでした。
彼女があれほどの才能を持っていたにも関わらず、なぜあのような人生になってしまったのだろう…と思わずにはいられないからです。
彼女は…弱かったのだと思います。
結婚相手が悪かった、彼のせいだ、という声もあります。
そういう部分もあるでしょう。
でもそもそも、その相手を好きになり、
DVを受けても、一緒にいることを選び続けたのも彼女なのです。
ドラックを勧められたとしても、それを選んだのも彼女なのです。
もしも彼女が、内側にある愛と強さにつながることができたなら、もっと違った人生を歩んでいたのではないでしょうか。
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私自身も、もともと体も心も弱かったのですが、いろいろありながらも、こうして生きています。
弱いからこそ、弱い人の気持ちがわかります。
だからこうしてセラピストを続けているのだと思います。
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