●「命の重さ」を感じよう
動物にも生きていく権利があります。動物を人間のための使い捨ての「もの」のように扱うべきではありません。機械や所有物、奴隷、食べ物、工業製品ではないのです。動物も人間と同じ尊い命を持っています。どんなに小さな命でもかけがえのない命であり、みな等しく美しい光なのです。私たちはそれをもっと尊重し、大切にしなければいけません。命の重さは一緒なのです。動物への愛情、尊敬を持って接していきましょう。
●命を尊重する生き方~フェイクファーのすすめ
ファー(毛皮)は本当に必要なのでしょうか? 「かわいい」ファーは動物の毛皮です。「動物の命を奪っている」ことに気づきましょう。フェイクファーで充分あたたかく、かわいいですよね。消費者として買わないことを選択しましょう。売れなければ作られなくなるからです。
●命を尊重する生き方~ベジタリアンのすすめ
お肉はパックで売られているため、リアルに「動物の命を奪っている」ようには感じられないのでしょう。自分で狩って、毛や皮を取り、さばいて調理できますか?「自分の力で獲れるものを食べるのがよい」と言われています。本来は、その地域の果物や野菜、木の実、貝や小魚、せいぜい鶏や小動物くらいが自然であり、遠洋の大型魚や大きな四足動物などを食べることは不自然といえるでしょう。
●感謝~ほかの生き物の命も生きる
ネイティヴアメリカンは、バッファローを狩ったとき「命を捧げてくれたバッファロー」と「それを授けてくれたグレートスピリット」に祈りを捧げます。肉だけではなく、骨や角、皮などすべてを大切に活かして使います。それがバッファローに対しての愛と敬意だからです。感謝はエネルギーを変容させます。
毛皮を持っている人は、捨てる必要はありません。愛情と感謝を持って大事に着てください。お肉を食べるときには、愛と感謝を持って味わってください。その動物が命を捧げてくれたのです。その動物の命を生かしていきましょう。
私たちは生き物の命を食べずには生きていけません。命に支えられて、自分の命を長らえているのです。これを仏教の教えでは「縁起」といいます。 私たちは他の生き物の犠牲の上に生きています。だから一生懸命の命まで生きていくことが大切なのです。
つづく