その萩尾望都の「11人いる!」は、本格的なSF作品です。
「宇宙大学受験会場、最終テストは
外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。
1チームは10人。
だが、宇宙船には11人いる!
さまざまな星系から
それぞれの文化を背負ってやってきた受験生を
あいつぐトラブルが襲う。
疑心暗鬼のなかでの反目と友情。
11人は果たして合格できるのか? 」
という内容です。
もちろんこれはSFとして楽しめますが、
私たちの人生にもなぞらえることができると思います。
与えられた状況に対し、
嘆き、不平不満をいい、やめることもできるけれど、
その中で、いかにベストを尽くし、
ポジティヴでいられるか?どこまでやれるか?
違いがあるがゆえに争うことは簡単だけれど、
お互いを認め合い、サポートし合い、
いかにして調和を見出すことができるか?
―そんな深いメッセージを持っているとも言えるのです★
今読んでもすばらしい作品なので、みなさんもぜひ読んでみてくださいね☆