ちょうど私が行ったときは、特別参拝として
流造の本殿(国宝)、葵の庭(カリンの庭)と
神様のお供物を調理していた台所・大炊殿も拝観することができました!
葵は昔は「あふひ」と書き、「あふ」は「会う」、「ひ」は神様のお力を示す言葉で、
神様の大きな力に出会う植物が「あふひ=葵」であると伝えられています。
また、神社建築の中で大炊殿のような社殿が現存するのは非常にまれなのだそうです。
下鴨神社には、玉依姫さまが鴨川で禊をされているときに、
上流から流れてきた丹塗りの矢を拾い持ち帰り、
床に置かれたところ、懐妊されたという神話が残されています。
今回の京都は玉依姫さまに導かれたのかもしれません。
前日伺った、貴船神社も鴨川の水源地にあたり、水の神様をお祀りしており、
伝説によると、玉依姫が黄船に乗って難波津から淀川をへて鴨川を遡り、
奥宮の地に至り、祠に水神を祀ったのがはじまりなのだそうです。
命を生み出す母性の女神さまである玉依姫さま。
水もまた命の源でもあり、ヒーリングや浄化も表します。
神様の台所の大炊殿も拝観させていただいたのですが、
食べ物もまた命を育むものです。
今回は「命の大切さをさらに伝えていきなさい」と
教えていただいたように感じます。
前日の雨も上がり、静謐なエネルギーに満たされた神社と森で
すばらしいひとときを過ごさせていただきました。
ここで受け取ったメッセージを大切にしていきたいと思います。