震災後、日本は自粛ムードでいっぱいですね。
ニューヨークタイムズ電子版に
「日本は自粛観念に囚われている」というニュースが掲載されたそうです。
日本人の被災地の方のことを想うやさしい気持ちから自粛しているのですが、
実はそのことが日本経済に大きな打撃を与えているのだそうです。
もともと不況で停滞していたのに、震災後60%も消費支出を減らしているため、
今後倒産など深刻な問題が起こりえるのだそう。
かたやアメリカでは
ニューヨークがテロにアタックされたあと(9.11)
自分の街を救うために、みんなが率先して外出し、買い物をしたそうです。
ブロードウェイなどで数日後には舞台を再開したそうです。
日本人とアメリカ人の違いがよく表れていると思います。
和を持って尊しとする日本人は、
被災したみんなが大変な想いをしているので
自分だけ楽しんでは申し訳ない…そんなふうに想ってしまいがち、ですよね。
日本人とアメリカ人、西洋的な考え方と日本的な考え方、
前に進むことと立ち止まること、増やすことと減らすこと…。
これはどちらがよくてどちらが悪いという話ではありません。
行動と受容、内側に入ることと外側に出て行くこと、
個人の幸せとみんなの幸せ、自分らしくあることとみんなとつながること、
そのバランスが大切なのでしょうね。
今、いろいろなことを大きな視点で眺めながら、
行動していくことが大切なのでしょう。
被災地での産業がダメージを受けている今、
その他の地域の人たちが、過度の自粛をせずに
日本を活気づけていくため、
積極的に活動することが大切かもしれませんね。
ひとりひとりが
自分の「できることをできるときにできるだけ」やっていったらいいと思います。
無理のない範囲で。
罪悪感も持たずに。
そして、どんな状況であっても、どんな時でも
毎日、生きてる喜びを感じることが大切なのだと思います。
そして今こそ、ひとりがみんなのために、みんながひとりのために
貢献していくときなのだと思います。