カトリックでは、今日10月2日を「守護天使の日」と定め、
天使に感謝する日としています。
私たちを護ってくれている守護天使がいることを感じ、
私たちも守護天使のように、やさしい気持ちになれますように。
今日ディヴァライトではそんな気持ちをこめて
みんなで祈り、瞑想しました。
そして、10月3日、4日は聖フランチェスコの日です。
人間を、動物たちや小鳥たち、太陽や月、星、山や空などの自然や
すべての生き物たちへの調和と愛を唱えた方なのです。
「自然環境の保護の聖人」としても知られています。
小鳥たちとお話した人としても、有名ですが、
特に以下に掲載する「太陽の歌」は聖フランチェスコの精神を表しています。
太陽、月、星、風、水、火、空気、大地を兄弟(ブラザー)姉妹(シスター)として、神への賛美を讃えました。
「死」さえも姉妹として受け入れているのです。
すべての生きとし生けるものはみんな兄弟姉妹という考え方は
ネイティヴアメリカンの考え方と同じです。
そういう意味では、真実はひとつなのですね。
『平和の祈り』は聖フランチェスコの精神をよく伝えています。
今日、私たちはみんなで聖フランチェスコとつながる瞑想をし、
平和の祈りを送りました。
みなさんもぜひ、聖フランチェスコの愛と光につながって、
平和の祈りを送ってみてくださいね。
「聖フランチェスコは、当時の形式的な教えを超え、
感性や感情など真の人間らしさを謳った聖人といえるでしょう。
私が最も感動した映画のひとつに『ブラザーサン シスタームーン』がありますが
これは聖フランチェスコの生き方を描いたもので、
涙なしには観ることができないすばらしい作品です。
守護天使と聖フランチェスコとつながって、
清らかな祈りと瞑想のひとときを持ちましょう。
それは私たちの魂を浄化、純化させてくれ、
すべての生きとし生けるものに愛と光を届けることになるのです。
神よ、造られたすべてのものによって、わたしはあなたを賛美します。
わたしたちの兄弟、太陽によってあなたを賛美します。
太陽は光りをもってわたしたちを照らし、その輝きはあなたの姿を現します。
わたしたちの姉妹、月と星によってあなたを賛美します。
月と星はあなたのけだかさを受けています。
わたしたちの兄弟、風によってあなたを賛美します。
風はいのちのあるものを支えます。
わたしたちの姉妹、水によってあなたを賛美します。
水はわたしたちを清め、力づけます。
わたしたちの兄弟、火によってあなたを賛美します。
火はわたしたちを暖め、よろこばせます。
わたしたちの姉妹、母なる大地によって賛美します。
大地は草や木を育て、みのらせます。
神よ、あなたの愛のためにゆるし合い、
病と苦しみを耐え忍ぶ者によって、わたしはあなたを賛美します。
終わりまで安らかに耐え抜いく者は、あなたから永遠の冠を受けます。
わたしたちの姉妹、体の死によって、あなたを賛美します。
この世に生を受けたものは、この姉妹から逃れることはできません。
大罪のうちに死ぬ人は不幸な者です。
神よ、あなたの尊いみ旨を果たして死ぬ人は幸いな者です。
第二の死は、かれを損なうことはありません。
神よ、造られたすべてのものによって、わたしは深くへりくだってあなたを賛美し、
感謝します。
聖フランチェスコの「太陽の歌」 丘野慶作訳より
<聖フランチェスコの祈り>
主よ 私を平和の道具としてお使いください
憎しみがあるところに 愛を
罪のあるところに 許しを
争いのあるところに 平和を
疑いのあるところに 信頼を
絶望のあるところに 希望を
闇のあるところに 光を
悲しみのあるところに 喜びをもたらす者にさせてください
主よ 慰められるよりも 慰めることが
理解されるよりも 理解することが
愛されるよりも 愛するができますように
与えることによって 与えられ
許されることによって 許され
命をささげることによって 永遠の生命を授かるからです
武藤悦子訳