武藤悦子のブログ

Over The Rainbow

いのち


<5月は私の一番好きな月>
風薫るさわやかな月、5月…なはずなのに…。
今年の5月は雨がちで、肌寒い日も多かったですよね。異常気象なのでしょうか…。


いつもはさわやかで、日差しも風も心地よく、
気持ちよい日が多いので、大好きな月なのです。
実は5月は私の誕生月でもあるのです!
だからよけいに好きなのかもしれませんね。


5月はマリアさまの月。
毎年5月はヨーロッパに行くので
パリの奇跡のメダイ教会やアッシジの聖フランチェスコ教会などを訪れたりします。
マリアさまの象徴である香しい百合の花が美しく飾られています。


今年も状況によっては、イタリア行く予定もあったのですが
今の私の最優先はジョイくん(!!)なので
当然イタリア行きはキャンセル。
久しぶりにゆっくりと、日本の5月を過ごしました。


<立ち止まることの大切さ>
毎年恒例の1月2月のセドナ行きもキャンセルしたので、
その分、今年はジョイとゆっくり過ごせています。
毎日の生活を大事にしています。
そして、立ち止まることもできました。


立ち止まってみることはとても大切。
物事を感じるスペースができ、
いろいろなことが見えてきます。
自分にとって本当に大切なものは何なのか、
自分を見つめなおすことができます。
人生の意義や意味についての考えも深まってきます。


そして、お部屋のお片づけ。
物はエネルギーを持っています。
忙しいとだんだんお部屋が散らかってしまい、
エネルギーもクリーンでなくなってしまいます。
片付けをすると、お部屋だけでなく、気持ちもすっきりしますよね。


心身のケアも大事です。
時間的なゆとりがあると、いつも以上に様々なケアができます。
アーユルヴェーダやいろいろなトリートメントを受けたり、
友人の講演会に出向いたり、交換セッションをしたり、
実家に帰ったり、自然の中の温泉に行ったり。
家族とつながったり、自然とふれあうことも癒しになりますね。
いろいろ実行&計画中です!


そう。立ち止まることにより、エネルギーが沸いてくるのです!


<バースデー>
お誕生日はいくつになってもお祝いしたいものです。
自分がこの世に生を受けた記念すべき日。
私たちは願って願って、やっとその願いがかなって
この世に誕生することができたのです。


月が満ちて、それまで住み慣れた
ほの暗いお母さんのおなかの中から
産道を通り、がんばってがんばって進み、
明るい光の中へとやってきたその瞬間。
そこには家族やまわりの人たちの祝福と安堵、
喜びと感激、愛と光に包まれた美しいエネルギーがあったはず。


誰もが祝福された存在です。
愛がなければ、私たちは生まれることはなかったし、
生きてくることはできなかったのです。
今、私たちがここにこうして生きているということは、
愛されてきたという証なのです。


毎日の生活の中では、
時には辛いこと、哀しいこと、苦しいこともあるでしょう。
それが人生です。


でも思い出してください。
私たちが生まれて、生きてきたプロセスの中には
たくさんの愛があったということを。


お誕生日は、そのことを追体験できる、実感できる日なのです。
だから年齢にとらわれずに
その日はみんなからの愛情を受け取って、
もちろん自分自身への愛情もしっかりと与えて、受け取って、
生まれてきた、生きている喜びを味わってくださいね。
お姫さまのように、優雅に楽しく過ごしましょう!


お誕生日に瞑想することもお勧めです。
生まれた時間にできれば、ベストですが、
無理ならば、近い時間に瞑想しましょう。
お母さんのおなかの中から光の中へと旅立つ、再誕生のイメージをしてみると
自分がこの世に生まれてきた喜びとしあわせや、意味を感じることができるでしょう。
またインスピレーションや深いくつろぎとやすらぎを得ることもあるでしょう。
もちろんサイレントの瞑想やカラーメディテーションもお勧めです。


<ジョイくんのこと>
みなさんにご心配や励ましをいただいているジョイくん。
祈りの気持ちを生命力に変えているのでしょう。
おかげさまで、とても元気です!
もちろん、私たちと一緒にいたい!生きたい!という気持ちも強いと思います。
まさに、愛はエナジー、ヒーリングですね。


雨の日のねこはとことん眠いそうなので、
ただひたすら眠っていますが、
お天気のよい日は、ひなたぼっこをしたりしています。


時々、私の手にじゃれついて、あま噛みをしたり、
ベッドの上までジャンプしてきたり、
早朝からチキンが食べたい(!)と何度も何度も起こしにきたり、
自分にかまってほしくて、大声で鳴いてみたり。


以前には全く考えられなかったことです。
もちろん獣医さんもおどろくばかり!


週に1、2回だった通院も、今は2~3週間に1回に落ち着いています。
その代わり、自宅にて、毎朝毎晩の投薬、毎晩の点滴にプラスして
今は週に2回、注射も打っています。
まさか自分が注射を打てるようになるとは、正直思いませんでした!
私もがんばっています。
もちろんジョイくんも治療に耐え、がんばっています!


<友人のねこの死~ばななさんの新刊>
よしもとばななさんから毎回、新刊が出る度に送っていただいています。
私は、ばななさんのデビューの時からの大ファン。
だから、とっても感激です!
今でも憶えています。
渋谷の書店でばななさんの最初の本を手に取った瞬間から、
何か感じるものがあったのです!
共感、共通する何かを感じます。


先日、新刊「サウスポイント」(中央公論新社)を送っていただきました。
届いた日の夜中から読み始めたら、もう、どうにも止まらず(!)
朝までいっきに読んでしまいました!
とってもよかったです!!
やはり、ばななさんはすごいです!!
ぜひみなさんも読んでみてくださいね。


みなさんにとってもきっとそうだと思うのですが、
私にとって「愛する人の別れ」や「死」というのは
昔から、何か大きなツボなのです。
痛みの感じ方がすごいのです。


だから、今愛する人たちと毎日、一緒にいられるだけで、
それだけでしあわせ、といつも思っています。


ばななさんの「ハチ公の最後の恋人」すごく好きだったんです。
「サウスポイント」はその続編にあたるのだそう。
「ハチ公の最後の恋人」のラストを思い出します。
いつも悲しいときに、思い出します。


最近、友人の飼っている23歳のねこちゃんが亡くなり、
友人はとても悲しんでいます。


でも悲しみを味わいつくすことでしか、前に進めない。
辛いけれど、その感情をインテンスに感じることが
真に生きているということ、
人生の味わいを感じることなのであり、
そこから成長できる、
とてもすばらしく、かけがえのないことなのだ。
そしてそれは、実にありがたいことなのである、と思うのです。


…辛いよね。
でもその先にきっと何かがあるはず。
何か明るいものが、新しいものが。光が。


ばななさんの本を読んだあとに
過去の辛い別れの場面や別れた人たちを思い出して、涙していました。
…でも、もう懐かしかった…!


This too shall pass.~これもすべて過ぎ去る
すべてのことは過ぎ去っていくのです。


今、ジョイが元気なっていて、
朝4時くらいから何度も何度も鳴いて起こすので、すご~く眠かったり、
甘噛みから本気噛み(!)になって、すご~く痛かったり、
その時はちょっぴり辛いけど(苦笑)、
でもこれもまたいつか懐かしい甘い思い出になるのでしょう。
そしてそれはそう遠くない未来に…。


味わい深いですね、生きることって。


<おかあさん>
ジョイくんにとって、私はおかあさんです。
私には子供はいませんが、ジョイくんを通して、母の愛を学ばせてもらっています。


世のお母さんたちは、赤ちゃんを育てる時に、
ジョイくんどころではない、大変な苦労をするわけですよね。


乳飲み子の時に、夜中で何度も泣いて
その度におかあさんは起きて、ミルクをあげたり、おむつをかえたり、あやしたり。
一生懸命に赤ちゃんのために世話をし、尽くします。


その時は、「自分」という存在はいったん脇に置く必要があります。
「私は眠いんだから」「面倒だ」「いやだ」という気持ちが仮にあったとしても
(人間だから、時には当然あると思います)赤ちゃんのために行動する。
そうせざるを得ないわけです。
そうしないと、赤ちゃんの命が育たないのですから。
超インテンスな体験です。


赤ちゃんを通して、「エゴを乗り越えて、愛を行動に移す」という
レッスンをいつも行っているのです。


そうやって、母の慈愛を学んでいくのです。
だから赤ちゃんは、先生なのかもしれませんね。


赤ちゃんにたくさんの愛(ピンク)とエネルギー(レッド)を与えているおかあさん。
私は、世の中のおかあさんたちって、本当にえらい!といつも思っています。


お母さんたちにはピンクやレッドが必要です。
与えっぱなしでは、枯渇してしまいます。
時には愛とエネルギーを自分にも与えて、満たしてあげましょう。


母の日のカーネーションの色が、ピンクやレッドなのは
そんな理由があるのかもしれませんね。
色の言葉は共通言語ですから!


そして、逆に見てみると
産んでもらうこと、育ててもらうことには、本当にたくさんの愛とエネルギーがいるわけです。
だから、産んでもらって、ありがとう。
育ててもらって、ありがとう。
本当にただただ感謝です。
それ以上を望む必要はありませんね。


<「好き!」は「パワー」>
ジョイくんの驚異の生命力の秘密はチキン!
チキンをあげてから元気になりました。
チキンが大好きで、
それが楽しみに、生きがいに(!)なっているのです!


本当に好きなことをするって大事なことだと思います。
好きなことをすると元気が、喜びが出てきます。
「好き!」は「パワー」ですね!


ジョイくんのようにシンプルに生きたいと思う今日この頃です。


そこで★私の場合★


あるお店でイタリア、フィレンツェのブラッチャリーニという
私の大好きなブランドのカタログを見せてもらい、
とってもかわいい「長靴をはいた猫」のデザインのバッグを発見!
一目見て、ぜひともゲットしたい!と思いました。
ねこ物だしね!(笑)



私はアートが大好きだし、ファッションも大好きです。もちろん、美しいもの、かわいいものが好きです。ただブランド名だけで何かを買うことはしません。そこにユニークさ、個性やオリジナリティがあるか、どうかが私のポイントです。


フランスやイタリアのものは、個性的なものが多く、大好きです。
フランスのものは、優雅で美しく、
イタリアのものは、楽しくユニーク。
ブラッチャリーニも、そんなユニークさを持ちます。よくそういうデザインが思いつくなぁ、そして思いついただけじゃなくて、それをちゃんと形にする勇気と行動力がすごいなぁと思います。
しかも、しっかりとしたセンスと技術で、創り出す。すばらしい!


そんな写真を見た瞬間にときめいたブラッチャリーニの「長靴をはいた猫」のバッグ。
日本には数個しか入ってこないので、そのお店のものはすでに予約でSold outとのこと。
…ショック!


でもそれでメゲる私ではありません。(笑)
もしかして、あのお店ならあるかも?!と思い、
すぐさま別のお店に向かいました。
調べてもらったら、もうすぐ1個だけ入荷するとのこと!!
この時は、自分の勘のよさと行動力をほめてあげました!


その日は超ゴキゲンで、わくわくして過ごしました。
そして、バッグが来る日をうきうき待って、
入手してからは、ほぼ毎日持って、楽しんでいます!

これは私の物欲の話ではありません。(念のため/笑)
そう!「好き!」は「パワー」のお話。


たった1個のバッグで、しあわせになれる。
もしそれが本当に好きなものだとしたら、ね。


もし自分のまわりが「好き!」で、満たされていたら?
逆に「好きじゃない」「きらい」で、満たされていたら?


自分の感覚を大事にしましょう。
「好き!」は理屈ではありません。
「好き!」なものを選ぶ目、感覚、心を曇らせないように。
磨いていきましょう。


そして「好き!」なことを自分に与えるようにしましょうね。
自分にはふさわしくないとか、もったいないとか、
何か理由をつけて自分に与えない選択をするのではなく、
自分にとって、大切で、大事で、心から「好き!」と思えるものを
ちゃんと自分に与えてくださいね。
あなたには充分、その価値があるのですから。
あなたは受け取るに値するのですから。


すべてはエネルギーです。
「好き!」なものは「好き!」を返してくれます。
だって、「好き!」なものは大事にするでしょう。
そして自分がいつもその「好き!」な気持ちを感じているわけですから
自然と愛を感じているんです。


好きなものに囲まれていると、
毎日が愛とエネルギーに満たされていくのです。


そして★オーラソーマでは★


オーラソーマでは私たちがしあわせになる方法はふたつだけあると考えます。
ひとつめは「好きなことをしましょう」
ふたつめは「していることを好きになりましょう」
好きなことをしている時は、羽のように軽やかになりますね。
しなければならない何かをする時に、
いやいやするのではなく、楽しんで行えば、
その時の気持ちは暗く、重くはないですよね。
そう、明るく、軽やかに。
それが「好き」のエナジー。


ちなみにこれはB8のアヌビスのメッセージです。
AURASOMAのアルファベッドを数字に置き換えると(ヌメロロジー)26/8になり、これはオーラソーマのメッセージ、そのものなのです。
好きなことをして、羽のように軽やかに、明るくボジティヴに、輝いて、生きましょう!それは光の方向へ、世界へ進むということです。


アヌビスは犬の姿をしたエジプトの神さまで「死の門番」として知られ、
人が亡くなると手に持った秤で、ハートの重さを量りました。
天秤の片方には羽が乗っていて、羽とハートの重さを比べ、
その重さで黄泉の国へと旅立つ船を決めたと言われています。


<子ぎつねヘレン>
みなさんは映画「子ぎつねヘレン」を知っていますか?
私は映画館で予告を見て、見たいなと思いながら
見る機会がありませんでした。


先日、テレビでたまたま偶然見て、とても感動しました。
それは、オフィスであるスタッフに
「「犬と私の10の約束」(映画)を見てきて、すごく感動しました!
前に先生がエッセイで書いていたようなことを
映画の中でも言っていましたよ。よかったら、見てくださいね」
と言われたその日でした。
何かシンクロしてますね。


さて、「子ぎつねヘレン」ですが、またしても号泣(!)
以下が簡単なストーリィです。

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カメラマンのおかあさんが仕事で海外を飛び回っている間、
恋人の獣医師のもとに預けられている男の子が、
道端でじっとして動かない、ひとりぼっちの子ぎつねを保護しました。


その子ぎつねは、目も耳も鼻も不自由なまるで
ヘレン・ケラーのような三重苦だったのです。
男の子は、きっと子ぎつねはおかあさんに会いたいだろうと思い、
おかあさんの元に帰してあげたいと思うのですが、
(自分の想いとも重ね合わせている)
鳴けない子ぎつねは、母親の元には帰れないのです。


そこで、男の子は、自分がヘレンのおかあさんになると決めて、
奮闘するのです。
体力をつけて、いつか手術をして、健康体になってもらおうと
一生懸命に強制給餌をしたり、がんばるのです。


しかし、大学病院で検査の結果、
ヘレンに手術しても直る見込みがなく、そのままひきとってもらうことになり、
そのことを知った男の子は、
ヘレンを実力行使で、引き取ろうと、大学病院に乗り込みました。


その時です。
鳴けないはずのヘレンが、鳴いたのです。
おかあさんきつねを呼ぶ、独特の声で鳴いたのです。
(ここで私も号泣しました!)
そして、ヘレンと男の子は最期の時まで、寄り添って過ごしました。


短いヘレンの一生を通して、男の子とその家族やまわりに人たちは
何かを学びました。

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とてもインパクトがあり、興味深かったので、
その後、ネットで調べたり、何冊もの関連の本を読んだりしました。


映画は竹田津 実先生という獣医さんの「子ぎつねヘレンがのこしたもの」(偕成社)


という本を元にして作られたのですが、オリジナルのストーリィがありました。


実際には、野生動物のための診療をする獣医さん家族が
ヘレンと過ごした1ヶ月の実話です。
私は泣きながら、読みました。
みなさんもぜひ読んでみてください。


そして、ヘレンという三重苦のきつねだけではなく、
ヘレンのケアを助けた「メンコ」というきつねの存在を知りました。
きつねは自分のこどもでなくても、子ぎつねの子育てはするのだそうです。
メンコはヘレンにひとときのやすらぎを与えました。
しかし、メンコ自身は、小さいときに母親にかまれた事がきっかけで、
ほかのきつねがいると自傷行為を繰り返し、自分を噛み、傷つけ続け、
18回も手術し。最終的には両足としっぽをなくしたそうです。


このことは強烈な衝撃とともに、何か私の深いところに強く響きました。
それだけおかあさんの存在というのは、大きく、
愛されてると感じることは、本当にしあわせで大事なことなのでしょう。
そして、愛されていないと感じることは、本当に辛いことのでしょうね。


苦しみの多いヘレンの人生でしたが、
ヘレンは抱っこされると、おだやかでしあわせそうだったそうです。


余談ですが、ヘレン・ケラーのお話は小学生の頃に読み、とても感動しました。
学校の帰り道にお友だちにも話したことさえ、鮮明に憶えています。


きつねもまた昔から私の大好きな動物で、
きつねの形のメノウの置物も持っていますし、
きつねの絵が描かれているロシアの蒔絵も大事な宝物です。


ヘレンが亡くなった日は、私の誕生日だと知りました。
決めていたわけではありませんが、
なぜかへレンが亡くなったちょうどその時間に、
今、このエッセイを書いています。
何かつながりを感じます。
私もまた竹田津 実先生と同じく、
ヘレンのことを通して、何かを伝えたいという強い思いがあるのです。


このお話は、機会があれば、セミナーにきてくださった方たちにも
お話させていただいていますが、
ぜひみなさんにもわかちあいたいと思います。


<命>
私がジョイのことや、ヘレンやメンコのことや、動物写真展で
伝えたいことって何なのか、今あらためて考えてみると、
言葉にすると陳腐ですが、
命の大切さなのかもしれません。


どんなに小さな命でも、かけがえのない命であり、
どんな命であれ、みな等しく、美しい光であり、
私たちはそれをもっと大切にしなければいけないと思うのです。


命は愛によって、生まれ、育まれるのであり、
私たちはだからこそ、もっと愛を大切に生きることが大事だと思います。


その命はいつかは終わりを告げる日がくるのだから、
自分自身もせいいっぱい後悔ないように生きること。
よく生きることが、よく死ぬことにつながります。


そして、大切な人の手を決して離さないこと。
その時その時、できることをしっかりとやること。
無意識に見過ごさずに、ベストを尽くすこと。


どんなに大変な時に思えても、実はそれは豊かで美しい瞬間であり、
かけがえのない、貴重な体験なのです。
私たちは、そこからたくさんのことを学ぶことができます。


「死」って何なんでしょう。
それまで動いていた、生きていた存在の心臓が止まり、呼吸が止まり、
動かなくなり、冷たくなる。
それは誰にでも確実にいつかやってくること。
そしていつやってくるかはわからない。


その存在を動かしていたものって何なんでしょう。
…それがスピリット、魂なのでしょう。
「死」とは、魂が肉体という衣を脱ぎ捨てて、
新たな次元に旅立つということなのでしょう。


<聖フランチェスコ>
イタリアのアッシジの聖フランチェスコは、
自然界とつながり、動物たちにもお話をしていたといわれる聖人です。


オーラソーマではB51のクツミのボトルと関連があります。
ちなみにクツミは天使界、精霊界、人間界をつなぐ媒介であり、聖フランチェスコ、ピタゴラス、洗礼者ヨハネともつながりがあります。
また自分のパワーアニマルとつながるサポートをします。
クツミの発音は“COME TO ME”と似ていて、それは小鳥や動物、子供たちに囲まれていたフランチェスコのエネルギーでもあります。
また未来の仏陀である弥勒菩薩は、私たちが目覚めるのを待っています。
このボトルは、動物、植物、鉱物などとつながりたいと感じる人をサポートします。


私は子供のころに「ブラザー・サン シスター・ムーン」という
フランチェスコを描いた映画をテレビで見て、号泣するほど感動しました。
彼の純粋無垢さに、打たれたのです。
それ以来、私はフランチェスコに強い絆を感じていました。


2006年5月に念願かなって、初めてアッシジを訪れた時は本当に感動しました。
長年の夢がかなったような、初恋の人に出会ったような、そんな感じです。


フランチェスコが歩いた石畳を歩いていると
なんとも言えぬ、深い感慨を感じました。
「過去にこうして、ふたりで歩いていたのかもね」
などと夫と話していました。
夫もまた昔から、フランチェスコとのつながりを感じていたのです。


私はオーラソーマ(カラー、植物、鉱物)を伝えています。
カラーは光であり、フランチェスコは光を伝えた人です。
私は色や光はもちろんのこと、ハーブやクリスタルにも強いつながりを感じます。
そして、私にとって、動物たちは幼少時からかけがえのない大事な存在です。
自然界とつながることは、私とって、自然なこと。
それは人間ならば誰にとっても、本当は自然なことです。


フランチェスコのエネルギーは、私の中にもあるエネルギー。
そして、みんなの中にもあるエネルギーです。


今、フランチェスコとつながることが大切に感じます。


フランチェスコの精神をよく伝える祈りであるとされる
「平和の祈り」を私なりに訳してみました。
みなさんもこの祈りの言葉で、フランチェスコとつながってみませんか。
そしてすべての存在に平和をわかちあってきませんか。


 

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聖フランチェスコの祈り


主よ 私を平和の道具としてお使いください
憎しみがあるところに 愛を
罪のあるところに 許しを
争いのあるところに 平和を
疑いのあるところに 信頼を
絶望のあるところに 希望を
闇のあるところに 光を
悲しみのあるところに 喜びをもたらす者にさせてください


主よ 慰められるよりも 慰めることが
理解されるよりも 理解することが
愛されるよりも 愛するができますように
与えることによって 与えられ
許されることによって 許され
命をささげることによって 永遠の生命を授かるからです


(訳:武藤悦子)

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<最後に>
今、ディヴァライトでは動物写真展を開催中です。
2008年 5月21日(水)~6月2日(月)12:00~17:00


この週末はディヴァライト フェスティヴァルも同時開催中です。
2008年5月31日(土)12:00~18:00
2008年6月1日(日)12:00~18:00


動物たちのために何か役に立ちたいという想いから、
開催しております『動物写真展』も恒例になっています。


この度、特に最も身近な存在であるわんちゃんやねこちゃんたちのために
私たちに何かできることはないかということで
チャリティートークセミナー『動物たちへ愛と光を』と
チャリティーオークションを行います。2008年6月1日(日)15:00~


靴やバッグ、アクセサリー、マイケル・ルーの絵画など私物(ブランド品:新品を含む)をシェアさせていただきます。


これはネイティヴアメリカンの伝統『ギヴ アウェイ』や
カバラの伝統チャリティーの考え方に則ったものです。
ぜひこの機会に、私たちと一緒にみなさんの愛と光を
動物たちに現実的な形で表してみませんか?
動物たちはいつもたくさんの愛と光を私たちに与えてくれていますから、
今度はキヴバックをする番です!


このトークセミナーとオークションの収益はすべて動物保護団体
『ライフボート友の会』に寄付させていただきます。


もしご興味があれば、ぜひいらしてくださいませ。


このような活動もまた私の「好き!」から行っています。
私がこのエッセイを書きはじめるととまらずに、徹夜で書いているのは、
私が書くことやメッセージを伝えることが「好き!」だから。
(だから徹夜で書けるんでしょうね!)
「好き!」は「パワー」だから。


ではまた!


LOVE&LIGHT


2008年5月31日(土)早朝


武藤悦子

 |  2008 年 5 月 31 日 |  記事のURL |  カテゴリー: 武藤悦子のブログ | 

プロフィール

武藤悦子
ハートと癒しのスクール(有)ディヴァ・ライト代表
英国オーラソーマ社公認ティーチャー&カラーケアコンサルタント
セラピスト養成ティーチャー
ブリッジコース教授資格を持つ世界で5人のオーラソーマティーチャーのひとり。
日本のオーラソーマ界をリードする草分け。
各種セラピーに精通し、セラピストとしても二十年以上のキャリアを持つ。
女神や天使、カラーやクリスタル、リヴィングエナジーフードなどさまざまなオリジナルセミナーを開催。
セッションやセミナーの受講者は5千人を超え、著名人にもファンが多い。
「オーラソーマパーフェクトガイド」他、多数の著書や雑誌掲載あり、海外で翻訳出版されるなどインターナショナルに活躍中。
たしかな知識と洞察と愛ある内容で多くの信頼を得ている。

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